VPS契約後やること③作成したユーザーでSSH接続する
前回の記事では、rootとしてVPSサーバーにログインした後にユーザーを新規作成する、ということをやりました。今回は作成したユーザーでSSH接続を試みます。
新規作成したユーザーでSSH接続するには、サーバー側でauthorized_keysという公開鍵ファイルを設置する必要があります。(/home/ubuntu/.ssh/ 直下にも同名のファイルがあります)
ユーザーディレクトリに移動し、authorized_keysファイルを収納する .sshフォルダ(隠しフォルダですので先頭に . をつけます)を作成します。
cd /home/(ユーザー名)/
mkdir .ssh
フォルダを作成したらauthorized_keysを作成します。
touch .ssh/authorized_keys
その後、公開鍵ファイルをvim等の編集ソフトで開き、中身をそのままauthorized_keysにコピー&貼り付けます。
公開鍵の内容をコピペする
次に.sshフォルダ、およびauthorized_keysファイルのパーミッションを変更し、所有者とグループをrootから作成ユーザーに変更します。
(.sshを変更)
chmod 700 .ssh
chown (ユーザー名) .ssh
chgrp (ユーザー名) .ssh
(authorized_keysも同様に変更しますが、パーミッションは600で設定することに注意します)
chmod 600 .ssh/authorized_keys
chown (ユーザー名) .ssh/authorized_keys
chgrp (ユーザー名) .ssh/authorized_keys
パーミッション等が変更されたか確認するには
ls -al
を実行し、.sshの先頭がdrwx------ 、authorized_keysの先頭が -rw------- とそれぞれなっていることを確認します。
これでローカル環境からサーバーに作成したユーザーでSSH接続する準備が整いました。ちなみに今回作成したauthorized_keysがない状態でSSH接続を試みると、
Permission denied (publickey).
(権限がありません)
というエラーメッセージが流れ、うまく接続することができません。